1歳6ヶ月児健康審査(歯科)受付中
現在、高松市では1歳6か月児健康審査を集団で実施していましたが、新型コロナウィルス感染症の影響で医療機関での個別検診に変更になっております。
当院においても受付中ですのでお電話にてご予約の上、ご利用ください。
現在、高松市では1歳6か月児健康審査を集団で実施していましたが、新型コロナウィルス感染症の影響で医療機関での個別検診に変更になっております。
当院においても受付中ですのでお電話にてご予約の上、ご利用ください。
以前のコラムのその2であります。前回のデーターには患者さん側の歯に使うお金の少なさに問題があるのではないかという事も述べられていました。
では「歯にかける日本人1人あたりの1年間の支出」はどれくらいと思いますか?
・祖父や祖母が孫の誕生日に使う支出の1/5以下
・美容室1回あたりやフィッットネスクラブ月会費よりも少ない
・高校生の1ヶ月分の小遣いとほぼ同じ
・中高生の携帯料金1ヶ月分よりも少ない
程度だそうです。
ちなみに日米のビジネスマンを対象に定期検診について比較するとニューヨークでは検診を受ける習慣がない人が8%程度なのに対して東京では62%もの人が検診を受けないという結果になっています。
同じ先進国であるのにこのような意識の違いが何故おこるのでしょうか?
ある説によりますと通常歯は誰もが生まれながらにして平等に生えてきます。
つまり、生えてきて、存在して、噛めることが当たり前であり、その有り難さに気付いていない人が多いのではないかということです。だから存在することが当たり前の歯に時間やお金を使いたくない人が日本には多いのではないかという説です。
また、ある説によると医療制度の違いとも言われています。つまり、欧米は基本的に自由診療制度であり、日本は国民皆保険制度です。疾患が生じても一部負担金で治療は受けられます。したがって自己責任分も国が補ってくれますので予防への意識が後れてしまうのではないかという説です。
確かに歯は生まれながらにして神から平等に与えられているかもしれませんが、その後の歯への関心の度合いによって歯を失うかどうかが決まると言っても過言ではありません。
私たちの願いとしては今よりももう少し歯に関心を持ち、時間と費用をかけていただきたいということです。
暦の上では春ですが、まだまだ肌寒い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか?
先日、過去のある記事で気になるデーターがありました。
シニア層の「健康」の後悔トップ20
第1位 歯の定期検診を受ければよかった
第2位 スポーツなどで体を鍛えればよかった
第3位 日頃からよく歩けばよかった
となっていました。
やはりという感じでした。
私たちが日々診療をしていると治療が困難を極める方が大勢いらっしゃいます。
また、手のほどこしようがない方もいらっしゃいます。もう少し早目に手を打てば何とかなったと思われる方もおられます。先日も不幸にも残っている歯を全て抜歯をして総入れ歯になった若い患者さんがいました。後日「大変でしたね。慣れましたか?」と問いかけると「慣れません。先生、来世では歯を大切にします」とポツリと言われました。ここまで悪くなるまで何故、受診しないのだろうと不思議に思います。
私たちクリニックではどうすれば患者さんが定期検診の重要性を理解してもらえるかをいつも考え続けています。
次回もこの続きのお話をしたいと思っています。
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