現在、すばらしい材料、技術、器具が日進月歩で発展しており、問題が起きた歯もハイレベルに修復することが可能となってきています。
しかし、やはり天然の歯にはかないません。歯科医院において治療をするほとんどの部位が、一度歯科治療を施した部位であることが多いことからも理解できます。
口腔内はある意味「台所の流し台の三角コーナー」と同じ状況と言えます。
歯にこびりついた食べカスやプラーク(歯垢)が36℃前後の温度下で存在するため細菌が容易に増殖します。
口腔内のトラブルの多くが細菌感染によるものですが目に見えないため普段意識していないのが現状です。
そのため私たちクリニックでは「人間ドッグ」ならぬ「歯のドッグ」と称して定期的に検診で来院していただき、問題が起こっていないかを客観的な評価を受けて頂くことをおすすめします。
治療に長期間かかった方をはじめ、あまり問題のない方も早期発見早期治療を心掛けることにより必要最低限の治療で終えられることを考えれば定期検診は非常に重要な意味を持つと言えます。
通常3~6ヶ月毎の検診をお勧めしています。
専用の器具や研磨材を使用して歯の表面のバイオフィルム(細菌の膜)を破壊して、フッ素入りペーストを塗り込んでいきます。
つまり、目に見えない「ぬめり」を取り、細菌がつきにくくする効果があります。
またクリーニング効果も非常に高く、爽快感があります。定期的に行うことによってさらに予防効果が高くなります。