痛みのあるところだけの治療?

口の中の2大疾患は虫歯と歯槽膿漏(歯周病)であるのは周知の事実であり、昔も今も変わっていません。

痛みの原因もこれらが多いのも事実です。歯科治療は時間、回数が他科よりも多くかかることは珍しくありません。なぜならば歯科治療はほとんどが外科処置であるからです。虫歯で削ったりするのにも麻酔が必要なことが多いということでもおわかりでしょう。そして、口腔疾患は細菌による感染で引き起こされることが多いため口腔内の環境を変えていかなければ再感染を引き起こし、また問題を引き起こすことがあります。

歯科に来院される患者さんは痛みがある方がほとんどです。痛みがなくなればそれで良いと思われている患者さんもいます。しかし、歯は口腔の一部にすぎません。他にも問題があればそこから再び悪くなることもあります。例えば痛みの原因の歯を抜いたとすればそれで終わりではなく、その欠損部の処置まで治療しないといろいろ問題を起こしてきます。

私達はできるだけ問題点をピックアップし、必要な処置を最後まで行うことを十分説明し、御了解を得て、治療を行っています。

再び同じ治療をする必要がないことを願って。

2010-04-06 23:54 その他 Comments(0) Permalink

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