インプラントにしておけば良かった。

「インプラントにしとけば良かった」

先日、当院に来院されたある患者さんの言葉です。その患者さんは2本の歯を失ったために治療の選択肢の中でインプラント治療と最後まで迷いながら最終的にセラミックのブリッジを選択されました。つまり2本の歯を土台として4本分を支えるタイプです。そのセラミックの部分が欠けてしまったのです。

何故、欠けてしまったのか?歯が4本分のブリッジはどうしても長くなってしまうので、物理的な問題として咬合力で少なからずたわんでしまい亀裂が入り、欠けてしまったのではないのかと推測しました。

患者さんからすればインプラント治療程ではありませんが、ある程度費用をかけて治療をしたのにと思われていると思います。もちろん治療前にインプラント治療とブリッジ治療の違い、利点と欠点はよくカウンセリングは行いました。インプラント治療は高額であり時間がかかるという理由で選択されませんでした。インプラント治療は物理的にも、見た目にも、そして何よりも他の歯を削ったりしませんのでやさしい治療であると言えます。また、ルールさえ守れば長持ちし、結果的にコストパフォーマンスの高い治療と言うことができます。

治療法を選択するにあたって将来性をよく考えて選択していただければと切に願っています。

2010-10-16 0:04 その他 Comments(0) Permalink

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