歯周病は薬で治る!!
「歯周病は薬で治る!!」(現代書林)の新刊が発売になりました。
これは当院も所属している国際歯周内科学研究会が毎年発行している書籍で今までは一般書店にはありませんでしたが
今回から店頭に並んでいるそうです。当院も香川県の医院として掲載されています。
そもそも「歯周内科療法」というのは、歯周病が細菌による感染症であるという事実から薬を使って治そうというだけなのです。すごくシンプルな考え方です。
従来の歯科医院での歯周病治療はブラッシング、歯石取り、歯茎の手術、それでもダメなら抜歯という流れになります。
もちろんこれらは決して間違いではありませんし、必要なことです。しかし、歯周病が慢性経過をとることが多く、重症化すればするほど治りにくいのが現状です。そこで内服の抗生物質(アジスロマイシン)と抗カビ剤(ファキゾン)で細菌を減少させようとするのがこの方法です。
当院でも開業以来数多く行ってきていますが、かなり効果が認められますし、患者さん自身も自覚症状の改善に驚かれています。もちろん客観的に専用の顕微鏡システム(ペリオセーバー)を使用し、細菌の増減を確認しております。
残念ながら保険適応外の治療になります。研究会の先生方も保険適応になるべく懸命に努力されています。
一日も早く認められることを願うだけです。
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