妊婦さん(スタッフブログ)

みなさん、こんにちは!
歯科衛生士の森田です。今回は“妊婦さん”についてお話ししてみようと思います。

昔は『一子を得ると、一歯を失う』と言われ、女性が妊娠、出産すると歯が悪くなると言われていました。当院を受診された妊婦さんのなかにもそのように思われていた方はたくさんいらっしゃいました。ですが、実際は少し違います。
妊娠、出産したからといって一度形成された歯からカルシウムが出て行く(歯のカルシウムが赤ちゃんの成長に使われる)ということはありません。
歯が弱くなる原因のむし歯や歯周病は主に細菌によっておこります。妊娠中には初期につわり(吐き気や倦怠感)があったり、食べ物の嗜好が大きく変わる方がいます。つわりの時期は歯ブラシをお口に入れることが辛くなったり、酸味の、強いさっぱりした食べ物を好むようになったり…人それぞれですが何かしらの変化はあるようです。そのような日常生活の変化によって、口腔内の環境も変化し、むし歯や歯周病が進みやすくなる、と考えられています。ですから妊娠中こそ、丁寧に時間をかけてブラッシングすることが重要と言えるのですが、つわりの時期のブラッシングは実は結構辛いものです…(・_・;
だからといって磨かないままでいると歯にもよくありませんし、逆に不快に感じますよね。そこで、そんな時にどうやって磨くと良いかいくつかポイントを紹介します\(^o^)/

・1日のうちで、つわりが軽く体調の良い時間帯に磨く!
できれば毎食後丁寧に磨いてあげることが理想ですがつわりの時期だけはゆっくりイスに座り、1日に1 回しっかりと!でも大丈夫♪それでも辛いときやすぐに磨けないときはブクブクうがいをしっかりしてお きましょう。

・歯磨き粉は使わなくてOK!
歯磨き粉の中にはフッ素配合のものが多いので使えそうなら少量使って頂くのがベストですが、香りや 泡で気持ち悪くなるようならこの時期は控えてかまいません。

・コンパクトなブラシを選びましょう!
ヘッド部分が、小さいほうが使いやすいでしょう。思い切って子供用でも大丈夫!

・下向きで磨きましょう!
アゴをひいて、少しうつむき気味で磨くと嘔吐感が楽な方が多いようです♪

むし歯や歯周病は唾液を介して感染します。妊娠中にしっかりと口腔ケアを行い、細菌のコントロールをしてあげることで産まれてきた赤ちゃんへ菌をうつしてしまうリスクを減らしてあげることができるのです。
妊娠すると各市町村からもらう医療券の中に妊婦歯科健診の用紙が入っていますので積極的に利用してみましょう(*^^*)
また、これから妊娠をお考えの方も痛い所や気になる所があるのなら早めに歯医者さんで相談されることをお勧めします。大切なお子さまへの感染の予防はもちろん、パパにも注意が必要です!ぜひパートナーの方と一緒に歯医者さんへ行かれてみてはいかがでしょうか?

フレンズ歯科クリニックでは、未来のパパとママのためにスタッフ一丸となってお手伝いできるよう、皆様のご来院を心よりお待ちしております♪(*^^)人(^^*)♪

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