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歯の治療は治癒でなく修復です

「歯を治す」という表現は一般的に使われていると思います。

それは「歯を治癒させる」と思われていますが、私たち歯科医師からするとちょっと違うのです。

「風邪を治す」は「風邪を治癒させる」と同義ですが、私たち歯科医師は「歯を治す」は「歯を修復させる」と考えています。

どういうことなのでしょうか?

辞書によると

とあります。

また歯は骨とも異なります。

歯は骨と同じ硬組織になります。

骨には血管が通っており、常に新しい組織と入れ替わる新陳代謝を行なっています。 

したがって、骨は折れても適切な処置で自然に治癒しますが、歯には新陳代謝は起こらないため、一度損傷すると元には戻らないのです。

つまり、「完治」はしないのです。

ただし例外はあります

虫歯の場合、最初期にあたる「脱灰」と言う段階で踏み止まり、条件がそろえば「再石灰化」という自然治癒を起こし、回復させることが可能です。

例えば虫歯治療の場合、感染している部分は削って取り除かなければなりません。そしてその部分をレジン(白い樹脂のようなもの)や、金属、セラミックなどの歯科用の材料を詰めたり、被せたりすることによって形態的に、そして機能的に回復を図っているのです。

したがって一度治療をしているからといって、今後まったくトラブルが出ないという保証はありませんし、むしろ再度トラブルは出やすいと考えられます。

治療条件が悪かったり、噛み合わせや歯並びに問題がある歯ほど注意が必要なのです。

歯の治療において、治療方法や材料の選択は非常に重要になります。

少しの修復であれば、レジンでも問題はありません。

型取りが必要なくらいの修復や被せ物になれば、保険材料であれば金属やレジン系、保険外材料であればいくつかのセラミックになります。

金属は安価で強度はありますが、金属アレルギーの問題や見た目の問題などがあります。

レジン系は見た目は良いですが、強度が無いため破折が起きやすく、汚れが付きやすい欠点があります。

やはり最良の材料はセラミックです。強度、精度、審美のすべてにおいて利点があります。

但し、強度を増すために歯を削る量は少し多くなります。

歯の治療(修復)が終わると、何かと安心してしまいがちになりますが、完治しない以上、長持ちさせるためにはより一層の注意が重要になります。

例えば、大きな虫歯や破折が原因で神経を取り、治療したような歯の場合、歯自体の強度に問題を抱えている場合があります。

したがって、日常生活で固い物を食べる時に注意してもらったり、食いしばり、歯軋りをしている場合は夜間にマウスピースを使用してもらうなどです。また定期検診に通い些細なトラブルが起きていないかチェックするなどが重要になります。

クルマも壊れたり、調子が悪くなっても、しっかり修理をし、大切にそして丁寧に扱っていれば、かなり長く乗り続けることができるのと同様に、歯もいたわりの心一つで長持ちさせることができるのではないでしょうか。

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